シナリオ 後記
  (考察・ポイント・問題点)



プロットにも書きましたが、矢張り見せ場不足。 自分の中で、書きたいと思うシーン。(美味しいと自己満足気味の所。) に、こだわるために、書き急いでしまっていたり、 登場人物が、確実に息づいて居ないので、展開を追うのがやっと、 もう少し確実に、生きた台詞が出てきても良いと思う。 脇役と言われる登場人物を、もう少し練り上げて、 枝葉をつけてやらないと、ふくらみが、無さ過ぎ。 その辺りを、書き込み直せれば、主人公がもう少し動きやすくなると思います。 何と言っても、主人公になる、シャヌーンは、受け身のキャラクター、 彼からリアクションを起こして、動き出すことがないので、作っていて悩むところです。 これもプロットで書きましたが、彼の最後が決まっているので、 そこにどう持っていくかが最大のポイント。 しかも、そこは出せない。 ラストは本編の主人公との対比を意識しています。 シャヌーンの無念や、残した心を感じていただければ、嬉しいです。 セティは、人々を照らす太陽になった。 しかし、シャヌーンは、夜の闇の中で輝く一筋の光 星になったのです。 太陽が輝く切っ掛けにはなりました。 でも、心は残っているのです。 望みを阻まれたのですから…。                                紫野



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